KDDIは5月10日、法人事業ブランド「KDDI BUSINESS」の下、新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」を始動した。

「WAKONX」の概要

「WAKONX」は、KDDI VISION 2030を実現するためのブランドであり、顧客の事業成長と社会課題解決に貢献するための、3つの機能群を有するビジネスプラットフォーム。

「WAKONX」において、パートナー企業との共創により、業界別プラットフォームを構築し、ソリューションとして提供する。

パートナー企業は、社会課題・業界課題を解決するために必要なKDDIの顧客基盤、AI、クラウド、大規模計算基盤、ネットワークなどのアセットを活用できる。

「WAKONX」が提供する3つの機能

「WAKONX」は、Network Layer、Data Layer、Vertical Layerの3つの機能を提供する。

Network Layer

Network Layerにおいては、モバイル・固定回線・IoT・Starlinkなどを業界ニーズに応じた組み合わせで提供する。また、ネットワーク利活用に必要な保守・運用業務を、KDDIの24時間365日保守・運用体制で支援するほか、AIによる業務効率化を支援する。

Data Layer

Data Layerでは、セキュな環境においてプライバシーを保護しながらデータを融合する技術と大規模計算基盤により、企業間データを蓄積・融合・分析することができる。また、高性能・汎用的なAIモデルを構築し、法人に提供する。

Vertical Layer

今後、Network Layer、Data Layer上で稼働する最新の大規模計算基盤を活用することで、業界特有の課題を解決するために最適化されたソリューションを組み合わせてサービスとして提供する。

  • ビジネスプラットフォーム「WAKONX」の全体構造