Microsoftは5月6日(米国時間)、「What’s new in macOS management: Platform SSO and more|Microsoft Intune blog」や「Platform SSO for macOS now in public preview|Microsoft Microsoft Entra Blog 」において、Microsoft Entra IDでmacOS向けのPlatform Single Sign-On(SSO)が正式にパブリックプレビュー段階に入ったことを伝えた。Appleデバイス用のMicrosoft Enterprise SSOプラグインの拡張機能とされ、Appleデバイスの使用と管理をよりシームレスかつ安全にすると説明している。

  • What’s new in macOS management: Platform SSO and more|Microsoft Intune blog

    What’s new in macOS management: Platform SSO and more|Microsoft Intune blog

macOS向けPlatform SSOが公開、Microsoft Intuneと連携

パブリックプレビューの開始時点では、Platform SSOはMicrosoft Intuneと連携して動作する。セキュリティの観点からAppleのSecure Enclaveテクノロジーと統合されており、組織はIntuneを通じてMac上でフィッシングに強く、ハードウェアに縛られないパスワードレス認証を有効にすることができる。エンドユーザーはデバイスをセットアップするためにEntra IDパスワードのみを必要とし、よりシームレスな初期設定を体験できるとしている。

これまではデバイスと企業リソースへのアクセスにそれぞれ別々のパスワードを入力する必要があり、そのたびに繰り返し入力する必要があった。しかしながら、Platform SSOを使用することでTouch IDを使ってデバイスのロックを解除し、Entra IDにサインインすることが可能となり、パスワードを使わずに便利に操作できるようになる。

ユーザーのための設定方法についてはドキュメントが公開されており、YouTubeでデモ動画が公開されている。

Microsoftはこの半年間、エンドユーザーがMicrosoft IntuneでMacデバイスを登録することを簡単にし、管理者がMacデバイスをセキュアに管理できるようにするために取り組んできたと説明。macOSの管理をIntuneに移行したユーザーから大きな成果が得られていると伝えている。