NECプラットフォームズは5月9日、Wi-Fi 6Eに対応した6ストリームのWi-Fiホームルータ「Aterm WX5400T6」を5月16日に発売すると発表した。
.Wi-Fi 6E対応によるメリット
新製品は、高速性と安定性を高めたWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax、以下11ax)に対応し、最大2402Mbpsの無線通信を実現する。
従来利用していた2.4GHz帯、5GHz帯に加え6GHz帯を含む3つの帯域(バンド)を同時に利用できるトライバンドに対応しており、バンドを使い分けながら混雑を避ける。
5GHz帯に対応した既存製品では、航空・気象レーダー波を検知すると電波干渉を回避するためにWi-Fi通信を一時的に停止して別のチャンネルへ切り替えるDFS(Dynamic Frequency Selection)機能の搭載が義務化されているが、6GHz帯による通信ではDFS機能の動作が不要。
メッシュ中継機能
親機と複数の中継機が連携して通信エリアを柔軟に拡大することで、安定した通信環境を構築できる。また、通信状態が良い最適なアクセスポイントに自動で切り替えるローミング機能により、スマートフォンなど移動しながら利用する場合もシームレスで快適な通信を実現する。
さらに、親機と中継機間の通信に帯域幅が広く混雑の少ない6GHz帯を利用することもでき、安定したメッシュ中継による通信が可能。
再生プラスチックを採用
新製品は、Aterm製品で初めて、再生プラスチックを筐体部分の約40%に採用。通常、再生プラスチックは廃材と未使用材を混ぜているが、環境負荷低減効果の最大化を目指し、使用済みウォーターサーバー用ボトルの廃材を100%原料とした再生プラスチックをコニカミノルタと共同開発したという。