イーオンとKDDIは5月8日、小学生の英語学習を支援するため、イーオンと契約している自治体(教育委員会)や教育機関で利用できる小学生向けAI学習コンテンツの提供を開始することを発表した。
AI学習コンテンツの概要
同コンテンツは、イーオンが提供するAI対話型英会話学習アプリ「AI Speak Tutor 2」上で利用できるもので、「自己紹介をする」「道案内をする」といった学校での学習内容に合わせたさまざまな場面設定でAIと英会話のやり取りを行うことで、小学生が正しい発音や表現を学ぶことができる。
1レッスンあたり10分程度の短時間で重要表現を学習でき、「好きなスポーツについて話す」などフリートークもできるため、実際に人と話をしている感覚で実践的に英会話のスキルの習得も可能。
これまで、AI Speak Tutor 2は大人の英語学習者向けにコンテンツを提供していたが、2020年4月から全国の小学校で英語が必修科目となり、小学3・4年生は外国語活動として、小学5・6年生は教科として英語を学ぶようになったことを受け、小学生の英語学習の需要にも対応することとしたという。
コンテンツの特徴としては、AIがアプリ上での児童との会話や回答を評価/分析することで、児童は分析結果を見て、正しい発音や表現を学ぶことができる。また、回答に詰まるなど、うまくやり取りができなかった場合は、AIがヒントを提示して会話がつながるように誘導することもできるという特徴を兼ね備えている。