TISインテックグループのネクスウェイは5月7日、SMS(Short Message Service)認証と必要最低限の確認項目(氏名・住所・生年月日・本人確認書類の有効期限)による身元確認に対応した本人確認アウトソーシングサービス「オンライン本人確認サービスLite」の提供を開始することを発表した。

オンライン本人確認サービスLiteの概要

オンライン本人確認サービスLiteは、同社が従来から提供している犯罪収益移転防止法(以下、犯収法)に準拠した「オンライン本人確認サービス」と比較して、確認項目を最低限にとどめながらSMS認証機能を付加したサービスとのことだ。

同社はこれまで、オンライン本人確認サービスとしてeKYC(electronic Know Your Customer)および本人確認書類の目視突合を主に金融機関など犯収法要件に該当する特定事業者向けに提供してきた。

今回提供を開始するオンライン本人確認サービスLiteは、犯収法の準拠要件ではオーバースペックとなる業界や業種の事業者向けに、安全性を担保しながら迅速かつ低コストな本人確認フローの構築を支援するべく提供を開始するとのことだ。

  • 法人確認のフロー

    法人確認のフロー

オンライン本人確認サービスLiteの特長

同サービスが機能として備えるSMS認証は、携帯電話番号を用いた認証により同一人物による重複登録などを防止する。また、申請情報と本人確認書類情報を突合させることで、正確な身元確認を実施可能だという。確認項目は、指定した本人確認書類の画像であるかや、表裏両面があるか、本人確認書類の記載内容が鮮明で読み取れるかなど。

オプションで、リスク情報検索オプションとして反社チェックをオペレーターが代行して確認しチェック結果を返却するサービスも提供。また、自社サーバの構築が不要で撮影した本人確認書類を暗号化して保管する確認記録もオプションとして提供する。