楽天グループ傘下の楽天モバイルと楽天シンフォニーは5月2日、韓国の携帯キャリア事業者であるSTAGE X(ステージX)と戦略的協業の覚書を結んだと発表した。

楽天モバイルと楽天シンフォニーは、韓国で28GHz帯域の5Gサービスを提供する準備を進めているステージXと、技術とビジネス領域における協業のための包括的な枠組みを確立していくことを目指す。

  • 楽天モバイルの代表取締役 共同CEOと楽天シンフォニーの代表取締役社長を務めるシャラッド・スリオアストーア(中央左)とStage XのCEOであるソ・サンウォン(中央右)がソウルで会談し、3社間の覚書に署名

    楽天モバイルの代表取締役 共同CEOと楽天シンフォニーの代表取締役社長を務めるシャラッド・スリオアストーア(中央左)とStage XのCEOであるソ・サンウォン(中央右)がソウルで会談し、3社間の覚書に署名

楽天モバイルの業界で培ってきた知見に加え、楽天シンフォニーの通信ソリューションを通じて、事業運営から技術分野に至るまで、ステージXが今後展開するプロジェクトにおいてさまざまな側面から協力していくことを協議していく。ハイバンド(28GHz帯域)だけでなくミッドバンドへの周波数拡大や6Gをベースとした全国ネットワークの構築などについても長期的な視点で検討していく。

ステージX CEO(最高経営責任者)のソ・サンウォン氏は「韓国にて28GHz帯で5Gサービスを提供するためのインフラストラクチャーを構築するにあたり、楽天グループの幅広い分野における経験から学んでいく」とコメントしている。