キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は5月1日、2024年度入社の新卒社員に対し、初任給の引き上げを実施すると発表した。
採用市場での競争力強化に向けて初任給を引き上げ
同社によると、急激な社会環境の変化を背景に、企業におけるDX推進の加速やそれに伴うセキュリティ対応、AIやIoTといった技術活用などにより、企業規模や事業領域によらずIT需要は拡大しているという。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指す、顧客の経営課題への伴走や先端技術への取り組み推進のため、IT人材の需要は増え続けているとのことだ。そのようなことから、同社ではIT人材の確保を中心に、採用市場での競争力を強化するため、2017年から継続して初任給を引き上げており、今年も実施する。
引き上げ後の初任給額については、修士了が26万8500円、学部卒が24万5000円、専門3年卒が23万2500円、高専・専門2年卒が21万8500円となる。