営業支援システムやIT運用管理ソフトを提供するゾーホージャパンは、4月24日から26日まで東京ビッグサイト 東ホールで開催されたITソリューションのイベント「第33回 Japan IT Week 春」にブースを出展し、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)システム「Zoho CRM」を紹介していた。
Zoho CRMの概要
Zoho CRMは顧客の基本情報や商談・メールの履歴などを一元管理可能な、クラウド型のソリューション。モバイルアプリも提供するため、出張先や取引先からも顧客情報の更新や閲覧が可能だ。
顧客のデータに関連する情報をひも付けて管理でき、「名刺を交換した時期」「エリア」などを絞り込んで見込み顧客のリストも作成できる。同社が提供するメールマーケティングツールなどと連携させることで、特定のリストに自動的にメールを配信するマーケティングオートメーションを実現可能だという。
顧客リストは商談のステップに応じて「提案」や「意思決定」「見積もりの提示」など段階ごとに可視化できるため、営業活動を振り返って分析できる。
4つの料金プランで展開
基本機能を備える「スタンダード」は1ユーザー当たり月額2400円(年間契約の場合1ユーザー1カ月当たり1680円)。マクロ機能や、新しく登録されたリード客データを営業担当者に自動で割り当てるルール機能が利用可能な「プロフェッショナル」は月額4200円(同2760円)。
営業やマーケティングなどの各チームの業務に応じた評価基準で顧客をスコアリング可能な複数スコアリングルールや、受信したメールから担当者名や会社名などの情報を抽出して新たなデータとして自動登録する機能を備える「エンタープライズ」は月額6000円(同4800円)。
エンタープライズプランと同程度の機能ながら定期レポートの件数やコホート分析件数、一括メール送信件数などが多い「アルティメット」は月額7800円(同6240円)。なお、上記価格はすべて税別。無料トライアルも利用可能。