xIDは5月1日、NTTデータのマイナンバーカードを活用した本人確認サービス「BizPICO」との連携を強化し、従来のデジタルID「xIDアプリ」と連携するAPI提供に加え、アプリ開発事業者向けのSDKとなる「xID SDK」の提供を開始することを発表した。
「xID SDK」の提供開始
xIDはこれまで、NTTデータのBizPICOを採用し、JPKIを活用したデジタルID「xIDアプリ」を全国の自治体に提供してきた。また、同アプリを連携するためのオンライン本人認証が実装できるID基盤「xID API」を90社以上の民間企業に提供し、マイナンバーカードの活用を推進してきた。
今後、これまで以上に多様なユースケースに対応できる包括的なJPKI(公的個人認証サービス)ソリューションの提供を実現するために、今回、NTTデータとの連携を強化し、従来のxIDアプリとxID APIに加え、アプリ開発事業者向けのSDKとなるxID SDKの提供を開始する。
これにより、JPKI活用を検討している事業者は、ユースケースに応じて自社アプリへJPKIを組み込める「xID SDK」と、外部アプリによりJPKIを利用する「xIDアプリ/API」が選べるようになる。
また、xIDが持つJPKIのアプリへの実装における実績やノウハウを活かし、アプリ開発事業者がJPKIを組み込む上での様々課題について、実装者目線でのアドバイスや支援が可能となる。
両社は今後、それぞれの強みを活かすことで、JPKIの本人確認手段としての単体ユースケースに留まらず、パーソナルデータの連携基盤や行政APIへの接続、分散型ID等、デジタル社会の基盤となる総合的なデジタルIDソリューションをワンストップで提供できるよう連携を強化していく考え。