Node.jsプロジェクトチームは現地時間4月24日、JavaScriptアプリケーション実行環境「Node.JS」の最新バージョン「Node.js 22」のリリースを公式ブログで発表した。インストーラーは、公式サイトからダウンロードできる。「Node.js 22」は半年後の10月に長期サポート(LTS)に入るバージョンにあたり、プロジェクトチームではこの間に新機能と利点の検討、稼働するアプリケーションにあたえる影響を評価することを推奨している。「Node.js 18」は2025年4月にサポート終了となるため、今後LTSとして利用できるバージョンはv20かv22となる。

公式ブログでは、コマンドラインインターフェース(CLI)周りのプログラムの最適化が期待できるV8エンジンのJITコンパイラMaglev、 ESMモジュールの同期読み込みにrequire()を使用できるようにする--experimental-require-module(#51977)などいくつかをピックアップして紹介している。そのほか変更点はchangeLogに掲載されている。OpenJS Fondationの公式ブログでは、"Node.js 22では、小規模で重要な領域が多岐にわたり改善されており、エンタープライズ展開でJavaScriptを使用してコマンドラインツールやサーバーサイドスクリプトを作成することが容易になる"とNode.js技術運営委員会のRafael Gonzaga氏がコメントしている。