文部科学省傘下の科学技術振興機構(JST)が、2023年10月から始めた「革新的GX技術創出事業」の2024年度における研究開発テーマの募集を4月3日より開始した。研究開発テーマの募集の締め切りは5月21日の正午が予定されている。
JSTは2023年10月から革新的GX技術創出事業として、「蓄電池領域」「水素領域」「バイオものづくり」の3領域で研究開発を推進中で、今回は、この3領域の中の蓄電池領域における追加の研究開発テーマを募集する形となる。
募集が行われている蓄電池領域における追加の研究開発テーマは以下の3つ。
- 高安全性を実現する電池開発
- 資源制約フリーを実現する電池
- 軽量・小型・大容量を実現する電池開発
各テーマの採用数は若干数としているほか、採用された場合は、研究開発費の直接経費については「4年分の総額総額として10億円程度」としている。
ちなみに、この追加の研究開発テーマに応募するには、e-Radという府省共通研究開発管理システムを活用する必要がある。5月21日の12時までの受け付けを終えた後は、応募テーマの書類選考が5月下旬から6月下旬にかけて実施され、その後の面接選考が7月上旬から8月上旬にかけて実施される予定。最終的な採択課題の通知(公表)は8月下旬になるとしている。