ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは4月25日、日本国内のプロフェッショナル人材1554人と採用担当者328人を対象として、2023年後半に6週間にわたって実施した調査の結果をまとめた「2024年ヘイズアジア給与ガイド」を発表した。
前の勤務先を辞めようと思った理由のトップ3
同調査では、今後12か月以内の転職を考えている従業員に「現在の勤務先を辞めようと思った最大の理由」を3つ挙げてもらった結果、新たな挑戦をしたいという思いが、給与の低さを抑え、退職理由のトップとなったことが分かった。
2023年に実施された同様の調査では、給与の低さが従業員が現在の勤務先を辞めることにした1位の理由となっていたことから、意識の変化が起きていることが分かる。
一方で勤務先に留まることを決めた従業員について見てみると、柔軟な勤務形態が会社に留まる重要な要因であるというのが一致した回答であり、給与の問題よりも順位が高くなっていることが分かった。
さほどやる気があるわけではない従業員の間では、雇用の安定性の高さも会社に留まる大きな動機となっていることも分かっており、今後の経済と雇用の安定性に関する控えめな見方と一致した結果となっている。