オルツは4月25日、創薬研究開発をリードするジーエヌアイグループ(GNIグループ)と、創薬分野および投資分野におけるAI活用に関する協業開始を発表した。
協業の内容
今回の協業では、オルツが有する深層学習や生成AI、大規模言語モデル(LLM)を含むAI技術とGNIグループの創薬に関する豊富な知見と経験、データを融合させ、AI技術を活用した創薬プロセスの効率化と最適化を図ることを主な目的としている。
AIによる配列シミュレーションをはじめとする最新の技術を活用し、新薬候補の探索から臨床試験への移行までのフローを最適化し、より効率的な創薬プロセスの構築を目指すとともに、その最適化を促進するプロダクト開発にも着手することで、業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)加速に寄与する。
また、今後GNIグループの投資事業確立においても、AIスクリーニングの技術活用など、最適な投資銘柄選定のプロセス構築を目指す。
想定する協業内容および実証実験
両社が想定している協業内容および実証実験としては、AIによる新薬開発候補化合物の探索や基礎研究のAIによる効率化、AIによる非臨床試験の最適化、AIによる投資候補銘柄選定の効率化が挙げられている。
オルツとGNIグループは、今回の協業を通じて、創薬分野と投資分野の双方におけるAIの活用推進と新たなユースケースの創出を行い、イノベーションと新たな価値の創出に貢献していく。