Microsoftは4月23日(米国時間)、「2024 年 4 月 23 日 — KB5036980 (OS ビルド 22621.3527 および 22631.3527) プレビュー - Microsoft サポート」において、Windows 11 version 23H2およびWindows 11 version 22H2のすべてのエディションを対象としたKB5036980 (build 22621.3527および22631.3527向け)プレビュー版の公開を伝えた。
KB5036980プレビュー版の主な新機能
今回のアップデートでは、主に次の新機能や不具合改善が行われている。
- スタートメニューの推奨セクションにユーザーが利用できるMicrosoft Storeアプリを表示する機能を導入。これらのアプリとしては特定の開発者のアプリが表示される。この機能による表示を非表示にするには設定アプリケーションから「個人用設定」→「スタート」→「ヒント、アプリのプロモーションなどの推奨事項を表示する」のトグルをオフにする
- スタートメニューの推奨セクションに最も頻繁に使用されるアプリを表示する機能を導入。この機能は今後数週間のうちに開始される見通し。スタートメニューやタスクバーにピン留めされていないアプリが適用対象となる
- タスクバーに表示されるウィジェットアイコンを改善する。また、アニメーション化されたアイコンの大規模なセットのロールアウトも開始する
- ロック画面のウィジェットを改善する。信頼性の向上と品質の向上が実現している。 より多くのビジュアルとカスタマイズされたエクスペリエンスもサポート
- サインインしてから適切に日本語106 キーボードレイアウトのタッチキーボードが仕様どおりに表示されるようになる
この更新プログラムは、2024年5月の定例アップデートで広く配信されるものとみられる。
スタートメニューに表示される推奨アプリ
今回の更新プログラムで特に注目されるのは、スタートメニューにMicrosoft Storeに登録されている一部のアプリが推奨アプリとして表示される機能が導入された点。これは実質的に特定のベンダーのアプリケーションを広告するものであり、スタートメニューに広告機能が導入されることを意味している。
この機能はかなり早急に導入が進められた。Microsoftは4月12日(米国時間)の段階でWindows 11開発版(Insider Preview Build 22635.3495/Beta Channel)にこのアプリ広告機能を導入したことを発表した(参考「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.3495 (Beta Channel) | Windows Insider Blog」)。この発表から11日後にプレビュー版を公開し、そして次月のアップデートで世界中に配信する予定になっている。
スタートメニューの推奨セクションに表示されるアプリがどのように選定されているのか、誰がラベルとして表示されているメッセージを作成しているのか、詳細は公開されていない。