JCB、JR東日本、マッシュスタイルラボ、ルミネ、Your Arborは4月23日、5社共同で、商品別および決済手段別のCO2排出量可視化による消費者の行動変容を検証するための実証実験を開始したことを発表した。
実証実験の内容
今回の実証実験は、JCB、JR東日本、マッシュスタイルラボ、ルミネ、Your Arborの5社が協業して行われるもので、ルミネ新宿にあるマッシュスタイルラボブランドのSNIDEL、gelato pique、FRAY I.D、Mila Owenの4店舗で、CO2排出量を開示し、消費者へどのような行動変容を与えることができるのかを検証する実証実験を行う。
具体的には、対象ブランドの店頭商品にCO2排出量情報を確認できるQRタグを付け、その情報を閲覧した消費者によるアンケート結果や売上データなどを基に、購買行動への変容を検証する。
開示される情報は、対象商品の製造・流通で発生したCO2排出量情報と決済手段別のCO2排出量情報の2つ。実施時期は4月26日~5月31日の期間で、対象商品が完売次第終了となる。
各社の役割
今回の実証実験において、JCBは日本における決済手段別CO2排出量の算定・提供、実証実験の企画・ファシリテーションを担当し、JR東日本はルミネ・マッシュスタイルラボによる実証実験の準備・実施の支援を行う。
また、マッシュスタイルラボは対象商品の選定およびCO2排出量算出のための商品情報提、店頭販売商品用のQRコードタグの印刷を含む事前準備、店頭で消費者に対するCO2排出量情報の開示およびアンケート案内を担う。
さらに、ルミネはマッシュスタイルラボによる店頭での実証実験の準備・実施の支援、ルミネ新宿館内での広告・案内、Arborが各販売商品のライフサイクルにおけるCO2排出量の算定・提供」「消費者向けCO2排出量掲載ページおよびQRコードの作成・提供を手がける。