OpenJS Foundation(以下略、OpenJS)は公式ブログで現地時間4月17日、JavaScriptライブラリ「jQuery」が最新であるかどうかをURLだけでチェックするWebツール「Healthy Web Checkup」を発表した。OpenJSは2023年11月、IDCの調査に基づくエンドユーザー監査結果や億単位のサイトでバージョンアップが必要であるとの懸念を発表、その対策として「Healthy Web Checkup」の公開に至っている。
「Healthy Web Checkup」は、WebサイトにアクセスしURLを入力するだけで、jQueryを使用している場合には最新版であるかどうかをチェックできる簡単なものだが、OpenJSでは古い「jQuery」を放置しておくことで、プライバシー、セキュリティ、安定性の面でリスクを引き起こす可能性や古いバージョンの「jQuery」を利用している場合、依存する他のアプリケーションも古い可能性が高い点を指摘している。
バージョンアップについては、「jQuery」の公式Webサイトに詳細が掲載されている。また、jQueryコアから削除、もしくは削除される予定のAPIからの移行支援ツール「jQuery Migrate」の紹介も行っている。調査によれば、75万のWebサイトですでにサポート期限切れが発生しているとして最新版へのアップデートの重要性を強調している。