Googleは4月18日(現地時間)、「Google Workspace Updates: Now generally available: Chat interoperability between Google Chat and other messaging platforms」において、Google ChatとMicrosoft TeamsおよびSlackとの相互運用が可能になったことをアナウンスした。この機能は、これまでGoogle Workspaceの顧客向けにベータ版として提供されていたが、同日より一般提供が開始された。ただし、この機能を利用するにはGoogle Workspaceとは別にMioライセンスが必要となる。
相互運用性プラットフォーム「Mio」で実現
Googleでは、2023年8月に開催した「Cloud NEXT '23」において、Google Chatと他のメッセージングプラットフォームとの相互運用性の実現について発表していた。これは、同じドメイン内で運用されるGoogle ChatとTeamsやSlackなどの他のメッセージングプラットフォーム間で、メッセージ交換やチャットの同期などが行えるというもの。これまでは一部顧客向けにベータ版として提供されてきたが、2024年4月18日より正式版として一般公開が開始された。
Googleによれば、この機能はGoogle WorkspaceとMicrosoft 365の相互運用性を可能にするプラットフォーム「Mio」を利用することで実現したという。Mioを利用すると、Google WorkspaceとMicrosoft 365の間でディレクトリやファイル、チャットなどの同期を行える。この相互運用性機能をGoogle Chatに組み込むことによって、複数のメッセージングプラットフォーム間でチャットの同期が可能になった形だ。
現在、Google Workspaceのすべての顧客がGoogle Chatの新しい相互運用性機能を利用できるが、有効にするためには別途Mioのらセンスも必要となる。