Amazonは4月17日、無人レジ店舗向けの技術「Just Walk Out」の最新計画を発表した。また、監視についても人に依存しているのではなく機械学習モデルを使って自動化を進めているとした。
Just Walk Outの廃止報道を否定、最新計画を発表
AmazonのJust Walk Outについては、利用を一部の店舗で廃止するという報道が出ていたほか、顧客の利用についてインドで1000人体制で人間が監視しているとも言われていた。Just Walk Outとチェックアウトフリーテクノロジーのアップデートとして、Just Walk Outを小規模店舗向けに、大規模店舗には「Amazon Dash Cart」を導入するとした。
Just Walk Outは、コンビニのHudsonなどAmazon以外の小売への提供を進めており、現在、米国、カナダ、英国、オーストラリアで合計140以上の外部小売の店舗で利用されているという。
すでに1800万点以上の商品が、Just Walk Outを利用して購入されているとのこと。コンビニのほか、スポーツスタジアム、病院、カンファレンスセンターなどで利用されているという。2024年は2023年の導入数の倍以上を見込むとしている。
インドで人が監視しているという疑問について「事実ではない」とし、「Just Walk Outをはじめ、Amazon Dash Cart、Amazon Oneは、AmazonのAI研究者がコンピューター・ビジョン、特にアイテム認識と行動認識、重量とビジョンの高度かつ低コストのセンサ、深層学習MLモデルなどにより実現している」と説明している。
特にJust Walk Outについては「顧客のプライバシーを守りつつ正確なレシートを作成するために、どの顧客がどの商品を取ったかを把握する必要がある。そのために、これらの技術をバックグラウンドでシームレスに連携させた」として、人による監視を否定した。