Microsoftは4月15日(米国時間)、「Office 2016 and 2019 End of Support: Upgrade to Microsoft 365 Now」において、Office 2016、Office 2019、Productivity Serverのサポートが2025年10月14日に終了するとして、改めて注意を喚起した。同日以降、これらアプリケーションのセキュリティ修正、バグ修正、テクニカルサポートなどが提供されなくなるため注意が必要。同社は2023年12月にOffice 2016およびOffice 2019のサポート終了について発表した。

  • Office 2016 and 2019 End of Support: Upgrade to Microsoft 365 Now

    Office 2016 and 2019 End of Support: Upgrade to Microsoft 365 Now

サポート終了が予定されているMicrosoft製品

サポート終了が予定されているMicrosoft製品およびバージョンは次のとおり。

  • Office 2016、Office 2019: Access 2016、Access 2019、Excel 2016、Excel 2019、OneNote 2016、Outlook 2016、Outlook 2019、PowerPoint 2016、PowerPoint 2019、Project 2016、Project 2019、Publisher 2016、Publisher 2019、Skype for Business 2016、Skype for Business 2019、Visio 2016、Visio 2019、Word 2016、Word 2019
  • Productivity Server : Exchange Server 2016、Exchange Server 2019、Skype for Business Server 2015、Skype for Business Server 2019

2025年10月14日、上記のすべてのアプリケーションおよびサーバはサポートが終了となる。サポート終了後の製品の使用は、潜在的なセキュリティの脅威、生産性の低下、コンプライアンスの問題につながるおそれがある。継続的なサポートを確保するために、Microsoft 365 E3を使用してクラウドに移行することが推奨されている。

固有のニーズに応じたソリューションの提供

同社はサポート終了に対して万全なアプローチがないことを認識しており、インターネットに接続されていない環境など特定のニーズに応じて別のオプションも掲示している。

例えば、隔離された環境やクラウドに移行できない環境向けにOffice Long-Term Servicing Channel (LTSC)を提供している。このバージョンはインターネット接続のないデバイス向けに設計されており、2026年10月13日にサポート終了が予定されている。

また、Exchange Serverの次期バージョンは2025年下半期に出荷予定とされ、Exchange Server 2019への早めの移行が推奨されている。次期バージョンはExchange Server 2019や2016のサポート終了前にリリースされ、既存ユーザーはインプレースアップグレードが可能であると説明している。