オンラインゲームのプラットフォームを手掛けるRobloxは4月16日、日本の開発者による制作を支援する2つの新機能を追加したことを発表した。同サービスではユーザーがさまざまな3Dゲームを開発して全世界のユーザーに公開できる。
自動翻訳ツールの提供を開始
まず一つ目の機能として、バーチャル空間中のコンテンツに対する無料の自動翻訳ツールの提供を開始する。これにより、クリエイターは日本語で没入型バーチャル空間を制作して公開するだけで、日本語で制作したコンテンツが15言語に自動的に翻訳される。
DAU(1日当たりのアクティブユーザー数)が7100万人を超えるグローバルコミュニティを持つRobloxにおいて、日本語で制作されたバーチャル空間を提供するユーザーを世界中に拡大できるという。
3Dアバターアイテムを公開する機能の対象を拡大
2つ目の機能として、マーケットプレイスにおいて3Dアバターアイテムを公開する機能を使用可能なユーザーを拡大する。マーケットプレイスとは、Robloxプラットフォーム上でユーザーが作成した服やアクセサリーなどを探して購入できる場所だ。クリエイターはRoblox Studioの無料ツールキットを使ってこれらのアイテムを制作できる。
これまではマーケットプレイスでアイテムを公開できるクリエイターは、UGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)プログラムのメンバーに限られていた。今回、3Dアイテムを公開するための資格取得の方法を、申請制から透明性のある資格要件へと変更する。
今後は本人確認書類の認証を受け、プラットフォーム内通貨のRobux(ロバックス)プレミアム1000か2200を定期購入中であり、コミュニティ基準とマーケットプレイスポリシーに一貫して従っているという要件をすべて満たしているクリエイターは、制作したコンテンツをマーケットプレイスにアップロードして公開および販売できるようになる。