オープンソースのビジネスアプリケーションを提供するベンチャー企業インプリムは、同社開発のオープンソースのローコード開発ツール「Pleasanter(プリザンター)」最新バージョン「1.4.3.0」を4月9日にリリースしたことを発表した。
新UI「Cerulean」導入で使い勝手が向上
「Pleasanter」は、無料で利用できるオープンソースのWebアプリ開発プラットフォーム。GUIベースでマウスを操作しノーコードで表計算ソフトを使う感覚で業務アプリケーションを開発できる。開発テンプレートは、営業部門の顧客情報管理や傾向分析、人事総務部門の資産管理、社員名簿、アンケート、経理部門の在庫管理や注文管理など、一般的な業務に必要とされるアプリ一式を備えている。最新バージョン「1.4.3.0」では、よりグラフィカルで青を基調としたUI「Cerulean(セルリアン)」を導入。より見やすく利用しやすいシンプルなデザインやサイドに配置したナビゲーションメニュー、新しいダッシュボードなど仕様を大きく変更、既存ユーザーは手動で切り替えられる。
「Pleasanter」には、無料で利用できる「Community Edition」とデータ項目数900個、年間サポートサービス付きの有料版「Enterprise Edition」が存在している。同社ダウンロードサイト及びGitHubサイトより無料で入手可能だ。なおクラウドサービス「Pleasanter.net」では、5月18日の定期メンテナンス以降で利用できる。推奨環境は、Windows Server 2016 / 2019 / 2022、Red Hat Enterprise Linux 8 / 9などのOSほか「.NET 8 SDK」、WebブラウザはChrome、Edge、Safariに対応する。DB及びWebサーバー、マシンの推奨スペックの詳細については、Webサイト、インストール方法などはマニュアルで確認可能。
インプリムは2017年創業、「Pleasanter」の開発提供を行い2018年に第30回 中小企業優秀新技術・新製品賞 ソフトウェア部門「優秀賞」受賞、2019年に東京都主催世界発信コンペティション2019 ベンチャー技術部門「特別賞」などの賞を受賞している。