日立ソリューションズは4月10日、法人向けクラウド型グループウェア「Google Workspace」の暗号化機能「Client-Side Encription (CSE)の利用に必要な「鍵管理ソリューション for Google Workspace 」を4月11日から提供開始すると発表した。
Google WorkspaceのClient-Side Encription (CSE) 機能とは
CSE機能は、ファイルの内容やメール、音声・ビデオデータなどをクライアント側で暗号化・復号し、クラウドサービスには暗号化したデータを送る技術。
CSE機能により、Google Workspaceでやり取りするファイルの内容やメールの本文、Google Meet での音声、画像情報を秘匿化でき、Google Cloudなど第三者に閲覧させないようすることが可能。
同社は今回、Google WorkspaceのCSE機能用に暗号鍵サービスを提供する企業として、国内企業で初めてGoogle Cloud とパートナー契約を締結したという。
「鍵管理ソリューション for Google Workspace 」の概要
CSE機能は、暗号鍵を管理する外部サービスを利用するか、利用する企業自身で鍵管理システムを運用する必要がある。
「鍵管理ソリューション for Google Workspace 」では、Google WorkspaceのCSE 機能を利用する際に必要となる暗号鍵を安全に管理することができる。
また、ユーザーが暗号鍵を日本国内で管理するサービスも提供予定。この場合、暗号鍵は日本国内で管理されるため、他国の法律により第三者からデータが閲覧される心配がないという。