エクサウィザーズは4月10日、組織の営業力を引き上げることを目的とするサービス「exaBase ロープレ」を4月中に提供開始することを発表した。金融、保険、不動産などさまざまな業界の各社の業務に合わせたシナリオを対話型で作成し、その情報を基に顧客を想定したAIアバターと会話の練習が可能。
AIアバターによる分析結果は評価フィードバックとして受け取れる。営業力の向上に加えて、不適切な発言の抑止などコンプライアンスのトレーニングにも応用できるという。同社は今後、生成AIと音声技術を活用したホワイトカラーの生産性向上を支援するプロダクトサービスを順次発表予定だとしている。
サービス概要
同サービスはクラウド型のサービスとして提供するため、パソコンを利用していつでもどこでもAIアバターを相手にしたロールプレイングが可能。ユーザーが発話を終了してから基本的に1秒以内に応答するため、実践のような自然な会話速度で練習できるとのことだ。
まら、ロールプレイングのシナリオは管理者がexaBase ロープレと対話しながら作成し、最速では約10分程度で一つのシナリオを作成可能できるという。例として、アイスブレイクの後に特定の商材に結びつく話題を提案し、その上で必須項目を伝えているかを設定するような使い方に対応する。
AIアバターは定性と定量の両面から担当者の会話を評価し、フィードバック画面で確認できる。また、担当者が練習すべき営業シーンと状況を一目で把握できる進捗ビューを提供し、AIアバターとのロールプレイングの結果を評価した総合得点を表示する。さらには具体的な改善点や実施内容の要約も提示する。