ゼンショーや王将などが2桁の賃上げを表明

デスク「外食業界での賃上げが高水準だね」

記者「はい。牛丼チェーン『すき家』などを運営するゼンショーホールディングスでは、4月から正社員給与を平均4万7278円引き上げます。王将フードサービスも24年4月入社の新卒初任給(大卒)ではゼンショーを500円上回る額の27万8500円を提示しました。両社とも過去最高のベアです」

デスク「もともと人手不足の業界だから、人手確保は最重要課題だね」

記者「ゼンショーホールディングス社長の小川賢太郎氏は、社内で『人財』という言葉の使用を徹底するなど、社員を会社の成長の資本として高く位置付けています。王将フードサービスでも今回の新卒初任給引き上げを通して、『将来を見据えた人材確保を積極的に進める』としています。『美味しい』を求めて来日するインバウンド客の消費を取りこぼさないためにも、人材確保は今後の成長に不可欠要素となっています」