Microsoftは3月29日(現地時間)、Windows InsiderプログラムのBetaチャネル向けに「Windows 11 Build 22635.3420」をリリースした。このビルドでは、タスクバー上のウィジェットのエントリーポイントがシステムトレイの左側に移動したほか、Windows 共有ウィンドウでURLのQRコードを生成できるようになった。
最新のアップデートをすぐに適用する設定にしているユーザー向けの変更点
Build 22635.3420における新機能および修正は、Windows Updateの設定に応じて2種類の方法でロールアウトされる。Windows Updateのページで「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の項目を[オン]にしている場合は、このビルドに含まれる次の新機能が利用可能になる。
- タスクバー上でウィジェットのエントリーポイントがシステムトレイの左側に移動し、より多くのコンテンツを表示可能になった
- エクスプローラーのアドレスバーで、パンくずリスト間でファイルをドラッグ&ドロップできるようになった
- Windows共有ウィンドウでURLとクラウドファイルのリンクのQRコードを作成できるようになった
- Windows共有ウィンドウが、ウィンドウの外側をクリックしても閉じなくなった
- Windowsバックアップで、サウンド設定の多くをバックアップ/復元できるようになった
- Windowsバックアップアプリ内で、Microsoftアカウント(MSA)を使って直接サインインしてバックアップを保存可能になった
すべてのユーザー向けに展開される変更点
次の新機能および修正は、Windows Updateの前述の設定にかかわらず、Betaチャネルに参加するすべてのユーザーに対して適用される。
- ローカルアカウントでWindowsにサインインしている場合でも、Copilotに10回までヘルプを要求可能になった
- ロック画面に天気や金融、交通、スポーツなどの情報が表示されるようになった
機能追加に加え、Build 22635.3420では多くの改善や既知の問題の修正が行われている。なおMicrosoftによると、一部の機能は段階を踏んでロールアウトされるため、まだBetaチャネルのすべてのInsiderが利用できないものもあるという。