NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)とインドに本社を置くTecHeliumは4月4日、「いつでも誰でも、見える世界、分かる世界を作り出す」を目指し、日本国内の企業内やサプライチェーンを構成する企業間において重要な情報伝達・意思疎通などのコミュニケーションを快適にする目的で、協業を開始したことを発表した。

協業の背景

電話・メール・チャットなどのコミュニケーションツールは、便利である一方で、時間や手間など膨大なコストがかかっているにも関わらず、改善策がわからないため現状を維持する、やむを得ないとあきらめてしまう、見逃してしまうなど具体的な対応ができていないという問題を多くの企業が抱えているという。

NTT-ATとTecHeliumは、このような問題に取り組むべく「コミュ二ケーションに変革を」を合言葉に協業を開始した。

両社で進める協業の内容としては、NTT-ATが保有するソリューション・サービス・豊富な運用ノウハウと、TecHeliumが保有する情報をシームレスにつなぐ技術を連携させる。

これによって、さまざまなビジネスシーンで不可欠なコミュニケーションに関し、多くの企業が潜在的に抱える問題を解決するため、新たなコミュニケーションスタイルの実現に向けた新サービスの提供を予定している。

  • 協業のイメージ

    協業のイメージ

協業の概要

NTT-ATは、オペレーションセンターやヘルプデスクなどの運用、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関するサービスやソリューション提供のノウハウを豊富に持ち、サプライチェーン全体でのオペレーション最適化に取り組んでいる。

TecHeliumは、DXのための最先端のテクノロジー製品とソリューションを提供し、企業におけるDX推進の加速、業務の効率化、CX(カスタマーエクスペリエンス)向上を支援している。

両者はそれぞれの強みを活かし、システムや運用を大きく変えずに情報をつなぎ、企業内や企業間の新しいコミュニケーションスタイルを確立することで「いつでも誰でも、見える世界、分かる世界」を目指し、新たなサービス提供に取り組みたい考え。また、新しいコミュニケーションスタイルの確立に向けて、2024年度上期に新たなサービス提供を予定している。