PwCコンサルティングとCoupaは4月4日、Coupaの「サプライチェーンデザイン&プランニング」を活用したバリューチェーン統合型のサプライチェーンネットワーク構築を支援するコンサルティングサービスの提供を開始したことを発表した。
なお今回活用されるサプライチェーンデザイン&プランニングは、包括的なデータモデルと強力なAIを活用して、変化に柔軟なサプライチェーン実行を可能にするサービスで、サプライチェーンに関するインテリジェントな意思決定を企業全体に展開するものとなっている。
取り組みの概要
これからの企業には、複雑で変動しやすいサプライチェーンに対して「効率性」と「強靭性」のバランスを図りながら、事業戦略やビジネス目標を達成するという持続可能性と競争優位性の両方を兼ね備えたサプライチェーン構築が重要となっている。
このような背景を受け、持続可能性と競争優位性を両立したサプライチェーン構築のニーズをもつ企業に対して、両社は、デマンドチェーンやエンジニアリングチェーンとの連携も考慮した、バリューチェーン統合型のサプライチェーンネットワーク設計支援サービスを提供していく。
取り組みのユースケースとして、「デマンドチェーンとの連携」を考慮したオムニチャネル戦略を実現する顧客目線でのサプライチェーンネットワーク設計や、「エンジニアリングチェーンとの連携」を考慮したマスカスタマイゼーション戦略を実現するサプライチェーンネットワーク設計を新しいソリューションとして生み出すことを目指す。
PwCコンサルティングは、今後もCoupaのサプライチェーンデザイン&プランニングのプラットフォームを活用したセミナーやカスタマーワークショップなどの活動を通じ、日本企業の事業戦略の達成に貢献するサプライチェーン改革の支援を推進していきたい考え。