ジェイアール東日本企画、ジェイアール東海エージェンシー、JR西日本コミュニケーションズ、JR西日本イノベーションズの4社は4月3日、鉄道をはじめとする新たなデジタルコンテンツの創造に関する検討に向けて基本合意書を締結したことを発表した。

合意の背景

かねてより各社は、生活者のライフスタイルの変容を受けて、「デジタルコンテンツ領域」において、新たな事業の展開に取り組んできている。

取り組みを推進する中で、デジタルコンテンツをきっかけとした鉄道利用の機会が生まれたり、WEB3領域を含む新たな技術が導入されたりするなど、顧客体験価値の向上につながるさまざまな施策が創出される可能性が示唆されている。

このような背景を踏まえ、JR系グループ会社4社は、営業エリアの枠組みを超えて連携し、一体感のある魅力的なデジタルコンテンツの創造を目指して検討を進めることで合意した。

検討されるのは主に「デジタルコンテンツの顧客ニーズに関する調査」「デジタルコンテンツの開発および管理手法、顧客向けサービスの構築に関する検証」「デジタルコンテンツを活用した事業連携や共創パートナーの探索」の3点。

なお、このJR系グループ会社4社の取り組みでは、今後、さまざまなパートナーと新たな価値創造にチャレンジしていきたいと考えており、デジタルコンテンツを通じた鉄道が持つ魅力の発掘や、NFTおよびブロックチェーンなどWEB3領域の技術を活用した新たな価値創造などに興味のある企業や自治体へ応募を募っている。