[Windows]＋矢印キーで"ササっ"とデスクトップに散乱するウィンドウを再配置できるスナップウインドウ。前回、"習慣化"を念頭に意識的に1日複数回にわたり触っていると、これはなかなか良い機能であると感じた。このレイアウトを手軽にカスタマイズできないものか？モニタのサイズや枚数、使うソフトウェアも人それぞれである。自分の環境にジャストフィットしたものにカスタマイズできれば効率的であろうし、

何よりも楽しそうだ。

調べてみるとMicrosoftのPowerToysでこれを実行できるようだ。PowerToysのインストールや概要などこちらの連載に詳しいがキーやレイアウトなど豊富なWindowsカスタマイズ機能を提供するソフトだ。PowerToysのFancyZonesエディターを起動するとPowerToysによるレイアウト設定がカスタマイズできる。

  • PowerToysによるレイアウト設定のカスタム

  • ウィンドウのデフォルト配置レイアウト区切りを増やしカスタマイズできる

PowerToysでのショートカットが割り振られているほか詳細な動作設定も可能であるが、ここでは[Windowsスナップのオーバライド]のトグルをオンにする。これにより[Windows]＋矢印キーで作成したレイアウトに移動できるようになる。

  • [Windowsスナップのオーバライド]で[Windows]キー＋矢印でのレイアウト移動が可能に

  • カスタムしたデスクトップレイアウト

ウインドウを連続で空きスペースに収める機能も上書きするため、[Alt]＋[Tab]で目的のウインドウにフォーカスし、[Windows]キー＋矢印でウインドウごとに配置しなければならない点、PowerToysが常駐する点が前回のエクスペリエンスとは異なるが、[Windows]キー＋矢印で自身が設計したレイアウトにきっちりと収まる。

ブラウザでリアルタイムな動向を注視するケースやグラフィックやIDEなどの各種専門ソフトに各種SaaSと業務上デスクトップに複数ウインドウを表示させなければならないケースは増加する傾向にある。ソフトウェアごとに自分なりのポジション"定位置"を設計しておくことは、効率的であることはもちろん、やはり楽しいものであると思ってしまった。