Vicorは4月2日(米国時間)、4月16日~18日にかけて米国ミシガン州デトロイトで開催されるSAE International(米自動車技術者協会)主催の自動車業界向けイベント「World Congress Experience 2024(WCX 2024)」にて自動車の48V化に向けた5件の取り組みに関する講演を行う予定であることを明らかにした。

自動車業界は現在、12Vから48Vへの移行ならびにゾーンアーキテクチャへの移行が並行して進みつつあり、電力システムの設計エンジニアからは、電力密度と重量に優れており、かつプラットフォーム間で拡張性の高い、高電圧電力変換ソリューションニーズが出ていることを受けて、今回同社では、ブースでのいくつかの電源システムや、電源システム設計における電源モジュールがもたらす違いなどの紹介を行うほか、5件の講演に登壇することを決めたとする。

なお、5件の講演タイトルは以下のとおりとなっている。

  • 「Achieving EM conducted emission compliance for high-voltage conversion with switching frequency above 1.3MHz(1.3MHzを超える高周波スイッチングの高電圧コンバータで、電磁ノイズ 伝導エミッション規格を満たす)」
  • 「Designing 48V zonal architecture that keeps the high voltage inside the BEV battery pack (BEVのバッテリーパックの内側に高電圧を納める、48Vゾーン アーキテクチャ設計)」
  • 「Eliminating the high-voltage precharge with existing hardware in BEV(既存のハードウェアを利用してBEVの高電圧プリチャージ回路を無くす)」
  • 「Migrating to 48V with high efficiency, power density and efficient system cost(48Vへ移行して、高効率、高電力密度、システムの高いコストパフォーマンスを実現)」
  • 「The uncertain future of aftermarket loads in a 48V world(48Vの世界で将来が見えないアフターマーケット機器・部品)」