ボッシュは、横浜市都筑区にて建設中の新社屋の完成に伴い、5月27日より渋谷区の現本社から機能を移転し、新本社にて業務を開始することを発表した。

  • キャプション

    ボッシュ新本社の外観イメージ(出所:ボッシュ)

自動車用パーツの開発・製造・販売やサービス業務をはじめ、自動車用補修パーツや電動工具なども取り扱うボッシュは、現在、東京・横浜エリアに拠点が点在している。そして今般、同エリアの事業部およびグループ企業に在籍する約2000人の従業員を、横浜市の新本社に集約するという。

新本社は研究開発機能を備えており、約2kmの距離に位置する既存の研究開発施設と合わせると、ボッシュ・グループ全体のうち4割以上の従業員が集約されることになるとする。同社は、拠点の集約により事業部やグループ企業間のさらなる協業や連携を進めて国内の開発体制を強化することで、多様化する日本顧客のニーズにより迅速に対応していくとしている。

なお新本社の1階には、一般利用も可能なカフェや有料での貸し出しが可能な会議室などが併設されるといい、順次運営を開始する予定とのこと。また、敷地内に建設中の都築区民文化センター(愛称:ボッシュホール)の竣工は2024年9月を予定しているとした。