長時間のモニタ凝視の作業は目が疲れる。検索してみると、見つめる指先で焦点を変えて目の運動を日常に取り入れる方法などがある。小学生のころに学校で習った記憶があるが、ずいぶん長い間にわたって疎かにしている。
"習慣化"することはとても難しい。
小学生時代のドリルが退屈でとても嫌いであったが、大人になるとそれがいかに効率的な方法だったかを感じる。限られた1日の時間内にたとえわずか数分であっても忘れないように繰り返しやり続けることがいかに難しいことか。それを実践できれば、スキル向上へと繋がる。
習慣化したいことといえば、デスクトップ周りのウインドウ取り回しだ。開いているウインドウやタブの数が増加するにも関わらず、モニタ解像度のバージョンアップができていないため、効率化を遮る要素になっている。多くのウインドウが散らかる状態を改善すべく、関連するショートカットキーをドリルする必要がある。
フォーカスを制御するTabキー
筆者がよく使うソフトウェアは、ブラウザとテキストエディタだがデスクトップ上のレイアウトに関するショートカットキーは[Tab]キーを中心に考えると覚えやすい。Tabキーは、tableにするという"tabulate(表にする)"を語源に持つのでフラットなテーブル板に展開するテーブルクロスのようなものとイメージしておく。実際にTabキーには素早くテーブルクロスを敷き直すかのごとく
[Ctrl]+[Tab]はアプリケーション内タブ
[Alt]+[Tab]は言わばデスクトップ内タブ
[Windows]+[Tab]は言わばデスクトップ外タブ(仮想デスクトップ)
とレイヤーは異なるが同様の機能が割り振られている。上の3つを繰り返すとマウスを操作しないで、目的のアプリケーションごとに開いている複数タブへとフォーカス(選択状態)をTabや矢印キーだけで移動できる。まとめて習慣化しておくと効果的だ。慣れてくると、すでに開いているブラウザやエディターからフォルダやファイルへの移動はマウス操作より楽になる。できるだけ、Tab操作で各ソフトへのフォーカスを移動させるようにする。
[Windows]+矢印キーでレイアウトを制御
同様に連続する次の動作としてセットで習得しておくと便利なのが
[Windows]+矢印キー
だ。複数ウインドウのレイアウトを整列させるスナップレイアウト機能([システム]→[マルチタスク])だが、[Alt]+[Tab]で目的のウィンドウにフォーカスを移動した状態で[Windows]+矢印キーを押すと配置位置に移動する。気に入った状態になるまで[Windows]キーを押したまま矢印キーで移動、[Windows]キーを離して残りのウインドウの配置を決定する。
これら連続動作を習得しておけば、同時作業のため複数のウインドウが重なり合った状態で[Alt]+[Tab]で優先決定するウインドウを決定、そのまま[Windows]+矢印で崩れた配置レイアウトをマウスレスで迅速に再配置できる。複数モニタ使用時でも、モニタをまたいで行えるので効果的だ。1日1回は使うことで習慣化してみようと思った次第だ。