富士フイルムホールディングスは3月29日、4月から本社および主要研究開発拠点における使用電力を実質的に再生可能エネルギーに切り替えることを発表した。
対象となるのは、富士フイルムホールディングス・富士フイルム・富士フイルムビジネスイノベーションの本社、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの本社、および富士フイルムの主要研究開発拠点である先進研究所・メディカルシステム開発センター宮台。
取り組みの概要
富士フイルムグループは、脱炭素目標「2040年度までに自社が使用するエネルギー起因のCO2排出をゼロとする」の達成に向け、再生可能エネルギーの導入を進めている。
今回、富士フイルムホールディングス・富士フイルム・富士フイルムビジネスイノベーションの本社、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの本社では再エネ電力証書の調達、先進研究所・メディカルシステム開発センター 宮台ではオフサイトPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)の導入により、すべての使用電力を実質的に再生可能エネルギーに転換する。
これにより、2024年度には、使用するエネルギー起因のCO2排出量を2023年度比で約1万1100トン削減する見込み。今後も、生産拠点のみならずオフィスや研究開発拠点において、継続的な省エネルギー活動に加え、再生可能エネルギーの導入を加速していくとしている。
また、富士フイルムグループは、今後も気候変動に対する取り組みを継続し、脱炭素社会の実現に貢献していきたい考え。