ラックは3月28日、AWS(Amazon Web Services)アカウントの利用開始におけるセキュリティ設定の課題解決を支援する「AWSアカウントスターターパック powered by LAC Security」を2024年4月1日から提供開始することを発表した。

サービス概要

このサービスは同社からユーザー向けに提供するAWSアカウントに対して、事前に適切なセキュリティ設定を実施した上で環境の引き渡すというもの。利用開始後も継続してセキュリティを維持管理できるようセキュリティ設定状況を定期的に監視し、適さない設定が見つかった場合は通知やアドバイスを提供する。

サービスの特長

AWSのWell-Architected Frameworkは、セキュリティを含む6つの柱に沿ってまとめられたシステム設計や運用に関するベストプラクティス集。一方、ラックは企業のセキュリティとITシステム開発運用の両面において、実務レベルの経験とノウハウを持つ。同サービスではこれら2つの知見を組み合わせて、システム環境の実態に即したセキュアなAWSアカウントを提供するという。

このサービスで提供するAWSアカウントは、ユーザーの利用目的やシステム環境についてヒアリングした上で、一定水準の安全性を考慮した設定を実装する。AWSアカウントのセキュリティ設定に求められる知識や作業の手間といった負荷を軽減し、構成されるシステム間の統制を取りながらセキュリティレベルのバラつきが出ない適切な設定を行うという。

また、セキュリティ設定済みのAWSアカウント購入後も運用中のセキュリティ設定の状態を継続的に監視し、適さない設定があると判断された場合は自動的に通知し、必要に応じたアドバイスを提供する。これにより、意図しない設定変更のミスや見落としによるセキュリティリスクの発生を軽減するとともに、アカウント全体のセキュリティ管理を支援するとのことだ。