Emurasoftは3月28日、テキストエディター「EmEditor」最新版となる「EmEditor v24.1.0」をリリースした。

生成AI機能を更に強化、「AIによる執筆支援」機能を追加した「v24.1」

カスタマイズダイアログでAIを有効にして、「OpenAI APIキー」を入力

カスタマイズダイアログでAIを有効にして、「OpenAI APIキー」を入力

最新バージョン「v24.1.0」では、前バージョンで標準搭載されたOpenAI APIを利用したAIマクロ機能に加え、文章の執筆時に入力する内容を提案し自動補完する「AIによる執筆支援」機能がEmEditor Professional版に実装された。利用するためには「OpenAI APIキー」や優先モデルの指定が必要となるほか、マクロの記録・実行中ではないことなど、いくつかの条件に適合している必要がある。APIの利用については、1回の提案で入力約100token、出力約10tokenを使用。2024年3月時点で「gpt-4-turbo-preview」使用時に、1回あたり約0.0013米ドル、「gpt-3-turbo」の場合約0.000065米ドルの試算になる。

同機能はテキスト入力後、カーソル右側に灰色で入力候補が自動で表示される他、表示されない場合は[Ctrl]+[Space]で強制表示できる。表示された内容は[→]キーで確定、[Delete]キーで1文字削除できる。[Esc]キーで内容のキャンセルが可能となる。

  • テキストを入力すると入力候補が表示。入力作業の負担を軽減

    テキストを入力すると入力候補が表示。入力作業の負担を軽減

AI機能以外では、デザインが変更されたWindows 11エクスプローラーのコンテキストメニューに対応、メニュー内に[EmEditorで編集]が表示できるようになった。また、デスクトップインストーラー版のみとなるがフォルダーやデスクトップ上で右クリックし[EmEditorでファイルから検索]が利用できる。

  • Windows 11の「コンテキスト メニュー」にショートカットを追加(同社資料より)

    Windows 11の「コンテキスト メニュー」にショートカットを追加(同社資料より)

上記以外の詳細な変更点については、Webサイトで確認できる。