槙野智章さん、杉谷拳士さん、真野あゆみさんをゲストに迎えたオンラインイベント「【JumpOver】イマを生きるビジネスパーソンへ『挑戦を楽しめ!』」や、異業種からIT業界に転職し、現在、ITエンジニアとして活躍している方々のビフォーアフターを紹介するインタビュー企画である「どうして、私がエンジニアに?」など、さまざまな企画を立ち上げて実施されたTECH+会員10万人記念企画「開いてみよう。テクノロジーのトビラを」。
今回は、この企画の締めくくりとして、プロジェクトの立ち上げの経緯や企画の振り返りなどをインタビュー形式の編集後記としてお送りします。
インタビュアーはTECH+会員10万人記念企画プロジェクトメンバーの森、インタビュイーにはプロジェクトリーダーの宮下さんにお越しいただきました。
プロフィール
学生時代は大学内のスポーツ新聞部に所属し、学生記者として各部活動の取材や写真撮影に奔走。2020年にマイナビへ新卒入社。TECH+において広告やリードジェネレーションのソリューション営業を経験した後、2023年4月からTECH+の編集記者として記事の企画、執筆・編集、撮影に携わっている。現在は「スポーツ×IT」から広がる可能性に興味あり。
若手中心に立ち上がったTECH+10万人記念プロジェクト
--TECH+10万人記念プロジェクトの立ち上げのきっかけや背景を教えてください
宮下さん:TECH+が会員登録者数10万人を迎えるタイミングで、TECH+全体を統括する統括部長から、「会員の皆さまへの感謝を込めた企画をやりたい」と提案がありました。
その際に、これからのTECH+を担う若手に主導してほしいという想いも伺ったので、ぜひ自分が、と考え立候補させていただきました。
メンバーについては、TECH+の各チームからの立候補に加え、普段から読者の声に応えてくれている編集部の若手メンバーのお力を借りて結成しました。
--プロジェクトメンバーの第一印象とプロジェクトを通して変わっていった印象を教えてください
宮下さん:普段業務上で関りのない部署から組成したこともあり、最初は人間関係を深めるところからのスタートだったような気がします。ただ、TECH+の読者の皆さまはこんなことに興味があるのではないか、と議論を深めていくうちに、どんどん意見交換が活発になっていきました。
メディアとして、コンテンツを作っていくことを仕事にしているからこそ、編集部や、広告制作、セミナー制作、営業など異なる視点から得られる意見は大変参考になりました
毎週30分の定例会を行っていましたが、気付けばタイムオーバーしてしまっているほど盛り上がれるチームになったと感じています。
--確かに普段一緒に業務を行わないメンバーが集まったプロジェクトだったのは良い刺激になりましたね。部署の垣根を越えてのプロジェクトでしたがどのようなことを感じましたか
宮下さん:TECH+の読者の皆さまのことを想う気持ちや、よりテクノロジーを身近なものにしたいという気持ちを持って集まったメンバーだったので、この想いさえ共有できれば、叶えられないことはないと実感しました。
また、このプロジェクトでの関わりをきっかけに、本務でも連携ができたことや、交友関係が広がったメンバーもいたようです。この企画を通じてTECH+の輪が広がったことが何よりの収穫だったのではないでしょうか。
10万人を迎えてTECH+は「スタートラインに立った」
--思い出に残っているメンバーとの会話などはありますか?
宮下さん:とあるメンバーが、「このプロジェクトが進められるから会社に来たいと思えるようになった」と話してくれたことですね。
その子がプロジェクトメンバーに参画してくれたのはまだ新卒1年目のころで、まだ周囲との関り方を模索していった時期だったそうです。
このプロジェクトで新たなメンバ―と関わることで得られる知識や経験が大きかったと後日話してくれました。仕事を始める上で悩みもあったようですが、この時間を楽しむことでモチベーションを上げてくれて、何よりTECH+のメンバーとして働くことにやり甲斐を持ってくれたことが何より喜ばしいことでしたね。
--確かに若手が集まったからこそ、他のメンバーとの関りで大きく成長できたプロジェクトだったと思います。企画などで思い出に残っていることはありますか?
宮下さん:個人的には、槙野智章さん、杉谷拳士さん、真野あゆみさんとご一緒させていただいた、【JumpOver】イマを生きるビジネスパーソンへ「挑戦を楽しめ!」のオンラインイベントです。
私はモデレーターとして参加させていただいたのですが、幼少期からスポーツ観戦が趣味だった私にとっては、仕事とはいえ夢のような瞬間でした。また、こうした企画としてTECH+の新たな表現の形を作れたことも大きな収穫です。
また、特に気に入っている企画は「10万人記念プレゼント企画」として読者の皆さまへアンケートです。
私は2020年からTECH+に携わっていますが、読者の皆さまの生の声を伺う機会はそう多くありませんでした。「セミナー企画がおもしろい」「ほかのメディアでトレンドをザッピングするけど詳細な情報はTECH+に来てから得る」など、われわれ自身が取り組んできたことが読者の皆さまへ届いていることを大いに実感できる機会となって嬉しかったです。
--ここまでプロジェクトの内容についてたくさん聞いてきましたが、そんなプロジェクトを振り返って出来栄えに点数を付けてください
宮下さん:【50点】だったと思います。
--50点ですか。なかなか厳しい自己採点ですね。
宮下さん:この点数だけを見ると低いように見えますね。確かに今回のプロジェクト自体は今までのTECH+に比べて新たな取り組みを増やすことができました。しかし、ここで満足して取り組みを終わりにしてはいけないと思っています。
これを言ったら先駆者の皆さまに怒られてしまうかと思いますが、TECH+はようやく10万人というビジネスパーソンの皆さまに広く情報を届けられるスタートラインに立ったのではないかなと思います。
残りの50点は、今後20万人、50万人、100万人、1000万人、1億人になったときに「このプロジェクトがあったから」と思えることで満たされるものではないかと思っています。そのため、今後への期待とチャレンジャー精神を持ってあえて50点としたいと思います。
--では最後に読んでくださった読者の方々に一言お願いします
宮下さん:改めて、いつもTECH+をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。われわれはTECH+として、これまで支えてくださった読者の皆さまと、これからTECH+を知ってくださる読者の皆さまへ“面白い”と思っていただける企画を届けようとトライさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここ数年でテクノロジー業界を取り巻く環境は大きく変わったことかと思います。コロナ禍への突入からテクノロジーを自分ごととする人々が増え、生成AIの登場ではより皆さまのビジネスにこれからも大きなインパクトを与えていくでしょう。
われわれビジネスメディアも、皆さまと同じようにこうした世間の潮流を受け、変わっていかなくてはいけない時期だと自覚しています。これからも皆さまの課題解決とテクノロジーをつなげていくメディアとして、その時々で皆さまが求める情報を広くお伝えしていく所存です。
引き続き、応援のほど何卒宜しくお願い致します。