TISインテックグループのTISは3月26日、「Oracle Cloud Infrastructureトータル支援サービス」(以下、OCIトータル支援サービス)に脆弱性対策アセットメニューを追加することを発表した。OCIトータル支援サービスは、ミッションクリティカルシステムのOCIへの移行をコンサルティングから導入、移行、稼働後の運用までトータルで支援するというもの。
今回追加するセキュリティ対策アセットメニューは、OCIの運用における設定や作業、Databaseなどの脆弱性を確認して、その可視化と予防対処が実施可能となる。OCIのセキュリティサービスである「Oracle Cloud Guard」「Oracle Security Zones」「Oracle Data Safe」「Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」などを活用し、独自の設定や運用ガイドを提供する。
セキュリティ対策アセットメニューの概要
セキュリティ対策アセットメニューは、OCI運用におけるOCIサービスを活用した脆弱性予防と、検知および自動対処の導入に向けた支援を提供する。同社のアセットテンプレートを活用して、効率的な短期導入と即時運用が可能な状態として提供するという。
カスタムテンプレート導入では、独自のカスタムテンプレートを活用することで、OCIのセキュリティサービスであるCloud Guard / Security Zones / Vulnerability Scanning Serviceを導入する。運用操作ガイドなども提供することで、ユーザー自身での運用も支援する。50以上の各設定ポリシーを事前最適化したアセットで導入する。
個別コンサルティング対応では、独自のカスタムテンプレートをベースとしてユーザーの独自運用にも対応した各サービスを設定し、運用操作ガイドを提供する。設定ポリシーや自動対処方法、検知方法などをカスタムオーダーメイド型で導入したいユーザー向けに展開する。
データ保護・DBセキュリティリスク可視化オプションでは、セキュリティ事故などに遭遇した場合でも安全に保護されたバックアップからデータを即時復旧できるよう、DatabaseサービスのバックアップにZero Data Loss Autonomous Recovery Serviceを活用。また、OCIのData SafeサービスによりDatabaseのセキュリティリスクを可視化できるよう支援する。