ソディックは、工作機械(ワイヤ放電加工機)のサブスクリプションサービス「サブスク TRY」を開始したことを発表した。

同サービスは導入費用を負担することなく月々定額でワイヤ放電加工機を利用可能とするもので、契約期間中はアフターメンテナンスや、盗難・災害発生時の動産総合保険も付与される。従来多くのリースが7年以上の契約期間に対し、同サービスの契約期間は1、3、4、5年から選ぶ形となっており、短期間での工作機械の使用が可能だという。

その特徴としては、設備の初期投資が不要かつ工作機械が低額で導入が可能な点に加え、定額プランのため契約開始から終了までの支出見通しが明確な点、年1回定期的に故障前の予防メンテナンスの実施といったアフターフォローも提供される点などを挙げている。

2024年2月時点で同サービスの対象となる工作機械は、医療・航空宇宙分野の高精度部品加工、金型加工に対応したリニアモータ駆動ワイヤ放電加工機「VN400Q」ならびに「VN600Q」の2機種としているが、今後、順次ラインアップの拡大を図る予定だという。

  • 「VN600Q」の外観

    リニアモータ駆動ワイヤ放電加工機「VN600Q」の外観(出所:ソディック)

なお、同社は同サービスを通じ、「設備導入費用を抑えたい」、「機械を検討する際に試用したい」、「急な市場変化に迅速に対応したい」などのさまざまな顧客のニーズに応え、日本のものづくりをサポートしたいとしている。