大光銀行とSBIトレーサビリティは25日、包丁専門メーカーの藤次郎の包丁にブロックチェーンとNFCタグを用いた真贋証明機能を実装することを発表した。

新潟県燕市に本社を構える包丁メーカーの藤次郎が製造する業務用・家庭用包丁をはじめとした「藤次郎」(TOJIRO)ブランド。"切れ味の一歩先へ"を掲げ、最高の道具を目指す同社製品は海外売上高比率が4~5割を占めるまでに成長しているが、模倣品の流通により売上が減少する事象も発生しているという。地域経済の持続的な発展を目指す新潟県長岡市の大光銀行とSBIトレーサビリティは、トレーサー・サービス「SHIMENAWA(しめなわ)」で真贋証明機能や顧客ロイヤリティを向上する機能を提供し、ユーザーに新たな価値を提供する。

包丁ひとつ一つにセットされたNFCタグが固有IDと出荷先情報を紐づけ、ブロックチェーンでこれを証明。スマートフォンで撮影すると確認できるようになる。優れたブランド品は、一生使いたいという思いで購入するケースも多いが、固有IDが付された自分だけの製品をサポートする情報など、さらなる機能実装も期待できる。

  • (同社資料より)