電通総研は3月25日、イスラエルKELAが提供する「脅威インテリジェンスサービス」の再販売業務契約を締結したことを発表した。なお、同日より販売を開始する。

脅威インテリジェンスサービスの概要

脅威インテリジェンスサービスは、アンダーグラウンドの情報を利用して、サイバー犯罪を監視し、効果的な防御施策の支援まで行うサービス。

ダークウェブなども含むインターネット全体、不正に搾取されたデータが売買されるアンダーグラウンドのサイバー犯罪サイトなどから収集した最新情報をアナリストが分析し、インテリジェンスとして提供するものとなっている。

同サービスは、サイバー犯罪者の行動をリアルタイムで追跡し、脅威を迅速に検知・通知するほか、通常では確認が難しいサイバー犯罪者が活動するフォーラムや闇マーケットの情報も把握し、未知の脅威に素早く対応するための警戒体制を確立するという。

また、ASM(Attack Surface Management)プラットフォーム「ULTRA RED」と一緒に利用することで企業や組織の脆弱性や侵入経路を速やかに特定。検出された組織の漏洩アカウント情報を詳細に調査し、セキュリティ対策を強化する。

さらに、さまざまな情報源から収集された攻撃者の情報を一元化し、ユーザーが操作しやすいインターフェースで提供し、アクターやそのつながりに関する調査を行い行動パターンを把握することで、企業や組織の脅威を検知・分析するだけでなく、サイバー攻撃に対する事前の防御施策の策定・実施まで、トータルで支援するとしている。