PostgreSQLグローバルデベロップメントグループはこのほど、PostgreSQL向けのJDBCドライバの最新版となるPostgreSQL JDBC Driver 42.7.3、42.6.2、42.5.6、42.4.5、42.3.10、および42.2.29をリリースした。PostgreSQL JDBC DriverはJavaアプリケーションからPostgreSQLデータベースにアクセスするためのインタフェースを提供するライブラリ。今回リリースされた最新版では2つの既知の問題が修正された。

変更点の詳細は次のプレスリリースにまとめられている。

  • PostgreSQL: PostgreSQL JDBC 42.7.3, 42.6.2, 42.5.6, 42.4.5, 42.3.10, 42.2.29 Released

修正された既知の問題

このリリースで修正された既知の問題としては次の2点が挙げられている。

  • SimpleQueryモードでboolean型が処理されない問題
  • Java 8においてByteBuffer#positionでNoSuchMethodErrorが発生する問題

1つ目の問題は、preferQueryMode=simpleを指定した場合に、boolean型の型情報が無視され、誤ったクエリが生成されて正しく処理できないというもの。2つ目の問題は、Java 8環境でアプリケーションを実行している場合に、java.nio.ByteBufferクラスのpositionメソッドを使用したときに、メソッドが存在しないことを表すjava.lang.NoSuchMethodErrorが発生する可能性があるというもの。

Postgres JDBC Driverは次のサイトよりダウンロードできる。またソースコードはGitHubリポジトリーで公開されている。