昨年11月にウィズセキュアのカントリーマネージャーに就任した藤岡健氏。本稿では、就任後の想いや、今後の日本市場における施策について同氏のインタビューをお伝えする。
ウィズセキュアは「思った以上にビジネスができている」
--これまでの経歴について教えてください。また、カントリーマネージャーに就任した所感はいかがでしょうか?
藤岡氏(以下、敬称略):大学卒業後にIBMで十数年、営業として製造業を担当しました。その後、モトローラ(現在はモトローラ・モビリティとモトローラ・ソリューションズに分割)、CA Technologiesでは個人情報保護法が制定され、大手銀行などにセキュリティ関連のソフトウェアを導入していました。
その際、セキュリティに関心を持ち始め、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ、ソニックウォールでそれぞれカントリーマネージャー、カスペルスキーでは社長を務めました。セキュリティ業界には20年ほどいます。
これまで欧州の企業で働いてきたという経緯からすると、個人的には思った以上にかなりビジネスができていると感じていますが、認知度はそこまでないのかなと思います。とは言え、パートナーは多く、SMBのマーケットではシェアは持っています。