フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は3月15日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|東京電力をかたるフィッシング (2024/03/15)」において、東京電力を偽るフィッシングの報告を受けているとして、注意を呼び掛けた。
フィッシングメールの件名
メールの件名として、以下が確認されており注意が必要(他の件名が使われている可能性もある)。
- 【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです。お客様のお支払い方法が承認されません
フィッシングサイトのURL
確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。
- https://cl●●●●.ru/●●●●
- https://s.y●●●●.com/●●●●
- https://www.●●●●.top/
- https://tepco●●●●.sbs/
- https://taps●●●●.sbs/
- https://www.●●●●.cn/
フィッシング対策協議会に報告されている内容
報告されている詳細内容は次のとおり。
- 電気料金の未払いを伝える旨のメールが送られてくる。支払いには有効期限があるとしリンクのクリックを促している。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、電話番号の窃取、クレジットカード情報の窃取などが行われる
- 2024年3月15日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
この件に関して、東京電力エナジーパートナーも「当社を装った電気料金支払いを促す不審なメール等について|東京電力エナジーパートナー株式会社」において注意喚起を行っている。
フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザーに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。
フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。