zero to oneは3月14日、オンライン教育プラットフォームを提供するCourseraとの連携を強化し、行政向けの連携プログラムの提供に加えて、企業や教育機関への導入支援を開始することを発表した。また、日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)認定プログラム「E資格 for Global AI Engineer」について、新シラバスに対応したプログラムを4月1日より提供開始する。

オンライン教育プラットフォーム「Coursera」

Courseraは世界300以上の主要大学や、IBM、Googleといった企業が提供する学習コースを、グローバルで1.2億人以上の学習者が学ぶオンライン教育プラットフォーム。2022年12月末時点で、Coursera上では6000以上のコースと3500以上のプロジェクト、20万以上のビデオチュートリアルが提供されているという。

これまで、ほぼ全てのコースが英語で提供されていたため、言語の壁などもあり日本での導入は限定的とされていた。しかしこのほど、Courseraは機械学習などを活用して4000以上のコースを日本語化したことで、日本国内でも今後利用拡大が見込まれる。

zero to oneがCourseraの展開を支援

zero to oneはCourseraの日本展開の支援を表明している。同社は2023年に仙台市が主催する「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」においてCoursera導入を主導しており、同案件をモデルケースとして日本国内の行政機関における導入に対し無償でコンサルティングサービスを提供する。国内企業や教育機関における導入についても、企画、契約、導入の各段階でサポートするとのことだ。

また、Coursera上で「Machine Learning Specialization」および「Deep Learning Specialization」修了者向けにDeepLearning.AIによって提供されている、JDLAの「E資格」取得を推進するプログラム「E資格 for Global AI Engineer」について、既存プログラムを「E資格」のシラバス改訂に合わせてバージョンアップし提供を開始する。