CAMELORSは3月13日、副業やフリーランス人材のマッチングサービス「SOKUDAN」に掲載されている求人案件に基づいて、「エンジニア言語の年収ランキング」を発表した。プログラミング言語ごとに平均時給から年収を計算し、高い順にエンジニア言語ランキングとして紹介している。
今回の調査は、SOKUDANに掲載された求人案件の一部である2289件の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働を想定して月収と年収を試算した。
上位8言語が年収換算で1000万円以上
調査の結果、Goが時給6755円、年収1362万円と最も高いことが明らかになった。Kotlin(時給6489円、年収1308万円)、Python(時給6197円、年収1249万円)、TypeScript(時給6124円、年収1235万円)、Swift(時給6121円、年収1234万円)などが続いた。上位5言語が年収換算で1200万円超となった。また、上位8言語が年収換算で1000万円超だった。
上位の言語の特長
Goはパフォーマンスの高さと並行処理の容易さにより、大規模なサーバーサイド開発で広く採用されているため、平均時給も高いとされる。Googleによって開発され、クラウドインフラやマイクロサービス、分散システムの構築に使用される。
KotlinはAndroidアプリ開発において推奨され、Javaとの互換性からも需要が高まっている。Kotlinはサーバーサイド開発やWeb開発においても利用されており、その適用範囲の広さがエンジニアのキャリアと年収向上の可能性を広げているようだ。Googleによる公式サポート宣言以降は、エンジニアと企業の間でのKotlinへの関心は一層高まっている。
Pythonは汎用性の高さが特徴で、データサイエンス、機械学習、Web開発など幅広い分野で利用される。これらの分野は現代ビジネスにおいて中心的な役割を持ち、Pythonを習得しているエンジニアは高い価値を発揮するという。データ科学と機械学習の領域において特に顕著で、企業がビッグデータを活用しAIを製品やサービスに統合するにつれて、Pythonエンジニアの需要が高まっている。