日立ソリューションズは3月13日、米Robust Intelligenceと販売代理店契約を締結し、企業が安全で信頼性の高いAI活用ができるよう、リスクの検出や管理を行うプラットフォーム「Robust Intelligence」を提供開始すると発表した。

「Robust Intelligence」の特徴

「Robust Intelligence」は、AIのリスクに対応した何百のアルゴリズムでテストを自動化し、問題を検知する。そのため、データサイエンティストなどの属人性が排除され、テストの透明性が確保される。

運用中のAIの挙動入力と出力を継続的に検査するため、不正を早期に検出可能としている。

  • 「Robust Intelligence」の仕組み

日立ソリューションズが提供するサポート

日立ソリューションズは、約1年間、「Robust Intelligence」を自社で検証し、AI活用において信頼性を確保する知見とノウハウを蓄積したという。

このノウハウを生かし、同社は「Robust Intelligence」の診断結果からリスクを的確に把握するとともに、企業の目的に応じて周辺システムを含めた対策や体制の整備、マニュアル作成などをトータルにサポートする。

加えて、日立ソリューションズが実践するAIに関するガバナンスの取り組みを生かし、AIの安全性と適切な利用を確保するために必要となるルール策定やガイドライン整備を支援する。