イトーキは3月13日、AIスタートアップ企業の燈と生成AI共同開発契約を締結し、オフィスデザイン自動生成AIと関連したアプリケーションの開発を開始すると発表した。
燈は、「日本を照らす燈となる」という使命を掲げ、産業が抱える課題を起点に、AIを中心とする最先端テクノロジーによって未来を実装する東京大学/松尾研究室発のAIスタートアップ企業。
「ITOKI OFFICE A/BI SERVICE」の一環としての取り組み
イトーキは、データを収集・統合・活用するための独自のプラットフォーム「ITOKI OFFICE A/BI PLATFORM」を運用している。
「ITOKI OFFICE A/BI PLATFORM」を基盤に展開する各種サービスの総称を、「ITOKI OFFICE A/BI SERVECE」としており、今回の取り組みは同サービスに関わるもの。
共同開発するオフィスデザイン自動生成AIの概要
両社が共同開発を進めるオフィスデザイン自動生成AIは、「ITOKI OFFICE A/BI PLATFORM」に蓄積されたオフィスレイアウトなどのデータをもとに、さまざまなパターンのオフィスを自動でデザインできるものだという。
加えて、燈の空間スキャン技術を活用し、デジタルツインを迅速に構築する技術を確立することで、オフィスデザインを瞬時にシミュレーションできるアプリケーションを開発する。
これにより、従来膨大な工数と時間を費やしていた、オフィス内の寸法測定などのアナログ作業をこのアプリケーションを用いた撮影で軽減し、オフィスデザインの初期の提案活動のスピードアップを図る。