SlackがSalesforceに買収されてから2年半が経過した。CEO(最高経営責任者)が相次いで交代し、かつての勢いを失ったように見えるSlackだが、現実はどうなのか--。Salesforce(セールスフォース)で2022年末に幹部流出が相次いだ際、同社が2021年に買収したSlack TechnologiesのCEOを務めていたStewart Butterfield(スチュワート・バターフィールド)氏もSalesforceを去った。

現時点でSlackにおけるCEOの入れ替わりは懸念点ではない

Butterfield氏は2009年にSlackを共同創業し、長くCEOを率いていた、いわばSlackの顔。その後は、Lidiane Jones(リディアニ・ジョーンズ)氏がCEOを務めたが10カ月で退任、現在CEOとしてSlackを率いるのがDenise Dresser(デニス・ドレッサー)氏だ。

Salesforceで幹部職を歴任したDresser氏は、2023年11月にSlack CEOに就任した。実に1年で3人目のCEOだ。

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