伴走型でデジタル変革を支援するアイデミーは3月8日、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する能力を可視化するアセスメントサービス「DPAS(Digital Professional Assessment Service)」を提供開始したことを発表した。

  • DAPSの提供を開始する

    DAPSの提供を開始する

DXスキルを可視化するサービス「DAPS」

同サービスは企業のDX推進能力について、「スキル」と「マインド・スタンス」の2軸で分析する。経済産業省策定のデジタルスキル標準に準拠した13種類のアセスメントにより、各人または各企業のDXレベルを多角的に分析し把握できるという。DXに関するスキルを継続的に定点観測することで、戦略的な人材育成が見込めるとのことだ。

1項目当たり10~20分ほどで受検を完了できるため、業務への負荷を少なく実施可能。また、業界内での自社の位置を把握し、強みと弱みを特定できるという。デジタルスキル標準に準拠し、スキルとマインド・スタンスを可視化する。

サービス提供の背景

デジタル分野の専門人材不足が深刻化する「2025年デジタルの崖」まであと1年と迫る中、経済産業省は2030年には最大79万人のIT人材が不足するとの予測を発表した。デジタル人材育成においては全社的なマインド醸成や、幅広いデジタル人材の種別への適合度合いの把握、自社のDX推進状況の把握など、さまざまな課題が残される。

そうした中で、同社は2022年7月より「DSAT(Digital Skill Assessment Test)」を提供し個人のデジタルスキルの可視化に取り組んできたが、今回はアセスメントの受検結果を企業のDX推進に一層役立てるべく、個人と企業の両者の分析につながる新サービスとしてDPASの提供を開始する。

  • アセスメントの画面例

    アセスメントの画面例