アドビは3月7日(米国時間)、Adobe Fireflyの生成AI機能と最新のモバイル編集機能を搭載した「Adobe Expressモバイルアプリ(β版)」の最新バージョンを発表した。Android、iOSともに無料で、β期間中はプレミアム機能も無料。AndroidはGoogle Playストアからダウンロード可能。iOSはAppleのベβユーザー数制限のため、待機リストへの登録が必要となる。

  • アドビ、AndroidおよびiOS向けの最新バージョンのAdobe Expressモバイル版アプリ（ベータ版）を発表

    アドビ、AndroidおよびiOS向けの最新バージョンのAdobe Expressモバイルアプリ(β版)を発表

Adobe Expressモバイルアプリの概要

最新バージョンでは、Adobe Fireflyの「生成塗りつぶし」「テキストから画像生成」「テキスト効果」といった機能に加え、モバイルワークフローに直接組み込まれた動画編集機能を搭載した。

Adobe Expressモバイルアプリ(β版)の主な機能として、Adobe Fireflyの生成AIを使用して新しい画像を生成できる「テキストから画像生成」、簡単なテキストでプロンプト入力するだけで人物やオブジェクトなどの挿入・削除・置き換えができる「生成塗りつぶし」、生成AIでテキストに装飾やスタイルを追加して注目を集める見出し、コピー、メッセージを作成できる「テキスト効果」などの機能を搭載する。

また、「動画編集」機能では、テンプレートを使って動画クリップや画像、音楽を組み合わせたり、アニメーションを追加したり、動画字幕をリアルタイムで生成することが可能。さらに、豊富な動画テンプレートやページテンプレート、Adobe Fonts、Adobe Stockの動画、音声素材、画像、デザインアセットにアクセスできるほか、写真や動画を編集したり、背景を削除したり、ワンクリックで画像サイズを変更したりできるクイックアクションも搭載する。

そのほか、TikTok、Instagram、Facebook、PinterestなどのSNSへの公開をすばやく簡単に計画、プレビュー、スケジュール設定できる投稿予約や、ブランドアセットをアップロードして共有することでデザインへのブランドフォント、カラー、ロゴの適用が容易となるブランドキット、さらにはリアルタイムの共同編集やシームレスなレビューとコメント機能を備えたコラボレーションにも対応する。